ホームページにリンクしている久保さんから次のような御意見をいただきました。御本人の了解を得たので御紹介いたします。専門家のしかも現場からの意見と感想はとても貴重で考えさせられました。
ひとつ気になったのがはるみさんはオーティスレディングとはいいませんが、だんとつのソウルシンガーだと思っています。集中力は並はずれています。ジャズピアニストに例えればひばりさんはどんな難曲もいとも簡単に表現できるバーチュオーソのオスカーピーターソンで はるみさんは単純な曲を深い解釈と展開にもっていけるキースジャレットのような気がします。
はるみさんの前に7年半ひばりさんのバックをしていたので 僕は二人とも演歌歌手と言う枠にはめられないアーチストだと思っていますが タイプが違うので越える越えないの話はナンセンスだと思います。
演歌の枠から抜けきれない人たちの考えではないでしょうか。晩年のひばりさんは 緞帳が開く前 砕けかけた骨同士がこすれ合う気が遠くなる程の痛みの中で二人の付き人に抱えられてステージにきたのに 幕が開くと小躍りしながら笑顔で歌い出したのを目の前で見た我々バンドの全員が今作られている伝説に涙を止められませんでした。もしこの現場に中村とうようさんがいたらあの発言はおそらく出なかったでしょう。
とにかく天才二人と音楽が出来た僕は考えてみたら超ラッキーな人生だと思っています。